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蛍ハンター2017①

ついに開幕、蛍の季節。
夕方に、その日の具合を見て夜間撮影へGO!

どうもみなさん、こんにちは。『夜間撮影期間中は、断酒する写真家』摩訶不思議です。

断酒っちゅうか、呑む暇がないんですね(笑)
くっそ暑い季節、汗だくになって夕方シャワーなんぞを浴びた後、キンキンに冷えたビールとか美味いですやん?でも、夜間撮影に繰り出すかもしれないので、取り敢えずは我慢我慢。

撮影に出る時は19時には出発。帰宅は早い時で23時。遅い時で3時でございます。
もう開いているお店も無い。。。。

撮影に出なくても、呑みたい気持ちが冷めてしまってる。
撮影以外で外出するのが面倒くさい(笑)

ヒメボタルの終わる7月中旬までは夜間撮影で忙しくなりそうです。

さて、今回のロケ地は、前回と同じ

コチラ

前回よりダイブ下流になります。
到着したのは19:30。色々準備して現着は19:45。

すでにフワフワ飛んでおります。
蛍の飛ぶ条件としましては
・雨上がりで湿気があること
・気温が低すぎない
・風が吹いていない

なのですが、多数のホタルが飛ぶ場所で気にするのは
・気温が低すぎない
・風が吹いていない
この二点さえクリアすれば大丈夫。

撮影となりますと、ナルベク月明かりの少ない時期のほうがエエ写真は撮れます。

さてさて、到着後三脚据えて、取り敢えず超広角で

一枚001

広範囲で撮れるのですが、
人がひっきり無しに行き交う。そして、対岸の道路は結構な交通量。
こりゃー標準ズームレンズぐらいの方が融通きくと思い、レンズ交換。

この日はバルブ撮影用(デジイチ)とライブコンポジット用(ミラーレス)の二台装備。レリーズ使用でバルブ撮影しながら、ライブコンポジットは基本ほったらかし。エエ感じの所で止める。

デッカイ三脚の下に、下から煽るように小さい三脚

                 こんな感じ

image

そうそう、蛍撮影って場所によっちゃ~結構厳しいルールがあったりするんです。ルールっちゅうより、マナーの問題だと私は思うのですが。。。
そんなマナーをご紹介

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普通レベル
・蛍を採らない、持って帰らない
→お子様を連れて行く場合には御注意ください。知らない間に虫採りの感覚で捕まえてます(笑)蛍ってすご~くデリケート。触っただけで死んじゃう個体もいます。
自然に繁殖している場所もあれば、地元の方々が一生懸命繁殖させている場所もあります。どちらにせよ、その一匹が減る事で蛍の数は減ります。一匹と侮るなかれ。100人が同じ事をすれば100匹です。場所によっちゃ、来年蛍が見られなくなります。
・タバコは吸わない、香水・虫よけはつけない
→当たり前の話なのですが、蛍も『虫』です(笑)
煙であったり、虫除け塗ってたらいなくなります。ホタル観賞の際には、蚊のドリンクバーになる覚悟でご鑑賞ください。
・懐中電灯は使わない。カメラのストロボは焚かない。
暗闇に目が慣れてしまえば、月明かりでも十分歩行可能。懐中電灯の光で、蛍の点滅が止まる場合があります。場合によっては1時間以上も再開しないことも。カメラのストロボも同じ理由です。蛍をバックに記念撮影したいお気持はよ~く分かります。しかし、ストロボの光の方が蛍の光よりも強いので、絶対に写りません。又、スマホやコンデジで飛んでいる蛍の撮影は厳しいです。コンデジ上級機の一部では撮影可能な機種もあります。
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厳しいレベル
普通レベル+
・スマホやカメラのモニターNG
→鑑賞前にスマホの電源を切る。撮影の場合にはモニター消灯。
もし、モニターで確認が必要な場合にはカメラを黒い布で覆ったうえで、その中に顔を突っ込んで確認。
・AF補助光禁止。
→スマホ、コンデジ、デジイチ等で暗い被写体にAF(オートフォーカス)でピントを合わせる場合に、ピントを合わせやすくするために補助光が出ています。補助光のオン・オフの設定がある場合が殆どですので、オフにしましょう。
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メッチャ厳しいレベル
普通レベル+厳しいレベル+
・そもそも『光』禁止
→すげぇ厳しいです。上記のモニターに黒い布で覆っての確認も不可。
なんなら記録メディアへ書き込み中のLEDランプも黒いテープで覆う等など。
訳わからんぐらい厳しい場所もあります。もうこうなってしまうと、鑑賞レベルの話ではありません。むしろ、鑑賞しないように柵でも張って立入禁止にすれば良いのに。。。。
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私が知っているマナーを記載しましたが、マダマダ知らないマナーも沢山あると思います。
ですので、ホタル観賞や撮影をする場合、事前にその場所のルールやマナーを事前に調べておきましょう。

ちょいと横道にそれましたが、話を戻します。

この日は無風でしたので、蛍のフワフワ感が半端なかったです。標準ズームレンズに変更してから

バルブでふわふわ003

 

コンポジットでふわふわ004

これだけ蛍がおりますと、バルブでもコンポジットでもあんまり変わらない(笑)
バルブで注意すべきは、対岸の道路を走る車を気にすること。ハイビームで来る車の場合はそこで撮影ストップ。

調子に乗って撮影しましたが、、、

これはやり過ぎ(笑)002

綺麗などころか気持ち悪い。。。。
オッコトヌシから出てるうねうねみたい、、、、、

 

蛍と自然だけでなく

蛍とヘッドライトの光跡(ライブコンポジット)005

 

なんかも

中々乙なもんですなぁ。007

 

夜間撮影は何でもそうなんですが、バルブで2分~5分開けるんで1枚撮影するのに結構な時間がかかるんです。ライブコンポジットの場合10分とか平気で放ったらかしです。それでも中々思った光跡にならないんで、ひたすら撮り続けます。
そして、ようやく訪れる

これやっ!008

てのが撮影できますと

そらテンションもダダ上がり009

ですわ(笑)

この日は風もなく、ふわりふわりと乱舞する蛍に撮影も忘れて見惚れる時間がシバシバ。
ふと我に返って

撮影再開011

なんてのが、何度もありました。
正に乱舞ですね。

今までのはよく見る蛍の写真でしたが、折角星の綺麗な場所なので

夜空の星と川の星013

こう云う写真が撮影できると、更にテンションアップですなぁ。
今から約一ヶ月、ゲンジボタルがあちこちで楽しめます。マナーを守って楽しい蛍鑑賞や蛍撮影を楽しんでは如何でしょうか?

ゲンジボタルの後は、昨年見事に惨敗したヒメボタル撮影に再チャレンジでございます。

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蛍撮影のつもりが、、、、

夜間撮影に備えて19時就寝、そして23時起床。

どうもみなさん、こんにちは。『超早寝早起きの写真家』摩訶不思議です。

そろそろ蛍の舞い始めの季節。ピークに向けて腕を慣らしていかなければいけません。ヒメボタル撮影がメインですので、まずはゲンジボタルで腕慣らし。

訪れましたのは、こちら。
西脇市 中畑川

到着したのは23:30頃。
蛍のピーク時間帯は大体3回。
一回目は20:00~21:00
二回目は23:00~24:00
三回目は2:00~3:00

今回は二回目を狙って行ってはみましたものの、車を降りますとダイブ肌寒い。こりゃ~飛んでないかも。。。。。と思いながら川沿いを歩きました。

全然飛んでない。昨年の同時期は結構飛んでたのに、、、、桜遅れたから蛍も遅れるんやろか。。。。あかん、空振りや。。。。そう思い車へ戻りながら、、、

『今日、やけに星の数多ない?』

と思って夜空を見上げますと、、、月出てないやん!
月齢調べてみますと、新月の翌日!
蠍座を探して、その隣ぐらいに目を凝らして見てみますと。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

天の川見えてるで!001

写真のセンター付近、斜めにモワッてなっているのが天の川です。

モノクロのほうが分かり易いかな?002

メッチャ晴天、雲もなし、そして新月翌日。
こんだけ条件揃えば、西脇でも肉眼で天の川確認できるんや。。。それが驚き。
うわ~、これラッキーや。蛍の腕慣らしで来ましたが、天の川撮影に変更。
蛍撮影も星の撮影も被写体違えど撮影手法はホボ同じ。

・開放より一段絞る。
・マニュアルでピント合わせ。
・露光時間長め

撮影機材は星景写真用のレンズなんぞ持ってませんので、いつも使用しているSIGMAの超広角です。タブン標準レンズでも映るで(笑)

同じ場所から天の川ばっかり撮影も飽きてきますので、、、、

違う場所も撮影003

でも、天の川撮影の後なのでインパクトに欠ける。。。。
一体どこまで天の川撮影できるんやろ。。。。

等と、しょーもない事を思いつく。小野市まで戻っても撮影できるんやろか。。。

小野市 ひまわり公園駐車場前(1:00頃)

 

肉眼では確認できませんが、、、、

写真では写ってる(笑)006

赤マルの場所image

 

こんな事めったにあらへん。ここまで来たら海沿いが気になる(笑)
では行ってみよ~。

 

 

 

 

 

大蔵海岸入り口(2:00頃)

う、写ってる(笑) 009

赤マルの場所 image

分かり易いモノクロ 010

これ、何とか明石海峡大橋と絡められへんもんやろか。。。。
と云うことで

 

 

 

 

 

 

 

舞子公園(2:30頃)

さぁ、どないかなぁ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一応、写ってる011

image

けど、、、、こんだけ明るい被写体と一緒にやと流石にキビシイなぁ。。。
言われてみれば、、、、って感じやね。。。。

何とか明石海峡大橋と天の川を絡めようと

めちゃ頑張る(笑)012

image

頑張る013

image これは分からへん(笑)

 

頑張る014

image

分かり易いのはモノクロも015

 

頑張る018

image

やっぱりモノクロが分かり易い019

 

星を主題に考えると、露出が無茶苦茶難しい。
新月翌日でこれですから、月が出てたら無理なんやろなぁ。。。。
明石海峡大橋がライト・アップされてたら厳しいんやろなぁ。。。。

 

最後は橋に露出を合わせて017

夜の明石海峡大橋綺麗やわ~。空が白み始めた4:00、撮影終了でございます。

蛍撮影からまさかの天の川撮影になり、遊び心で深夜徘徊(笑)
星景写真の面白さがすこ~し分かった撮影でした。でも、星景やりだすと色々終わると思いますねん(笑)

帰宅後、明石海峡大橋と天の川の写真を検索してみましたが、、、数は凄く少ないですね。新月翌日の深夜でもこんだけ明るいんやもんなぁ。

そして気づいたのですが、、、

ひょっとして、、、これって結構ラッキーとちゃうん?

蛍撮影より難しい星景撮影で腕慣らしもできましたので、蛍撮影本番が楽しみでございます。

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白の砥峰

記事は無いけど、『緑の砥峰』は撮った。
金の砥峰』も撮った。
残るは、白と黒。

どうも皆さん、こんにちは。『少々収集癖のある写真家』摩訶不思議です。
『白の砥峰』とは…雪景色の砥峰高原の事でございます。

場所はこちら

『そんなん、雪の降った後に行ったら直ぐ撮れるやん』

と思った、そこのアナタ!
普通の雪の撮影ならそうなんですけどね。。。
でもね、冬の砥峰高原ってドラゲナイ。。。。いや、違う。。。エゲツナイんです。
道なんて除雪されておりません。積もり放題。私みたいなナンチャッテ装備の軽自動車でなんぞ登れないんです。。。。

そう、あの道を登れるのは
・四輪にチェーンを巻いたジムニー。
・四輪にチェーンを巻いたジープ。
・四輪にチェーンを巻いたパジェロ。
・四輪にチェーンを巻いたサーフ。
・四輪にチェーンを巻いたデリカ。

と車高の高い車で、全輪にチェーン巻いてないと行けない。
流石に私のHIJETくんでも行けない。。。。では、どうするのか?

暖かい日が2,3日続き、道路の雪が溶け始めた2月後半から3月の前半。
しかも、高原の雪が溶け切らない時期。
ついでに、砥峰高原の山焼きの手前っちゅう、何とも限定的な時期に突撃するしか方法は無い、、、、

と、云う事で行って参りました。
最近暖かかったので、何だかいけそうな気がする~♪と張り切っていってみたのは良いですが、、、、

高原2km手前で、スタックして進めない。。。。
チェーンを巻いてみても進めない。。。。

もうこれ以上先へは進めない~♪
たとえば挫折が目の前に立ちはだかる
そんな夜は心で命の音を聞け
たかが、こんな自分はと 一度だけからかってみなよ♪

20170228_152250と、長渕剛のSTAY DREAMバリにスタックします。。。。時間は15:20頃。
そして、命の音を聞いた結果。。。。

 

くよくよ~するなよ~♪20170228_154857

あきらめ~ないで~ Just Like A Boy♪20170228_155220

と、やはりSTAY DREAMバリに車を置いて歩いて登る(笑)
そう、最後に頼れるのは自分の力。いつもの機材リュックを背負ってテクテク歩く。
昨年までの摩訶不思議でしたら諦めてました。今年はイヤッっちゅうほど雪道を歩き、登り、下りながら撮影しました。そう云う経験から、2kmの雪道なんてへっちゃらになったんですなぁ。
そんな事もあろうかと登る道具を一式積んで来てます。経験って素敵。
到着が予定よりダイブ遅れますが、撮影できないよりマシ。
幸い車を駐車するスペースもありました。とてもラッキー。

 

約40分かけて登りまして

見慣れた景色に到着!(16:00)001

うっはー。
絶景也、絶景也。

白の砥峰、ココニアリ!002

車も登ってこられないので、

絶景を独り占め003

贅沢すぎる。。。
そう、ここからはいつのもの展望台コースを撮影しながら歩くでぇ~。と雪の山歩き開始!
時間的にヒジョーに心配ですが、、、ここまで来たら行かないかんやろ!ヘッドライトも入れてるから、最悪、日没になっても大丈夫!

まずは、

お約束の池からね!005

空気が澄んでるなぁ~。
暖かいとはいえ、

まだ池も凍ってるわ006

鳥取砂丘で見た

砂簾みたいなんあるで!

008

と、ワクワクしながら撮りまくってます。

なんか動物の足跡009

足跡だけで絵になるっちゅうのが、、、、、これって昔から見慣れすぎた光景やな。。。。

途中ですな

こんな状態のススキ011

写真では分かりにくいかもしれませんが、
・すすきの形に雪が融ける
・その上にうっすら雪が乗る
・その状態で凍る

っちゅう状態なんです。薄い氷の蓋を上から被せたみたいな状態なんです。
あっちゃこっちゃにこう云う何とも不思議な状態のススキがありました。
まるで雪に咲くススキ。

ここでふと気づく。
春夏秋は風が吹くとススキが揺れて擦れる音がしておったのですが、、、
風のない冬の砥峰高原って、、、全然音がしない。
無音まではいきませんが、何せすっげー静か。自分が雪の上を歩く『ザクっザクッ』っちゅう音だけ聞こえる。

そんな中

いやー、何撮っても絵になりますなぁ~012

 

冬ならではの面白い景色が014

 

沢山撮影できます。020

いいましても、もう、春なんですけどね。。。

いつもの展望台024

 

同じような場所からの

緑の展望台001

金の展望台001

まさに収集家(笑)

展望台付近からパチリと撮りまして027

 

降りながらも撮るで~。
既に暮れ始めています。下山の時にチェーンスパイクがメッチャ役に立った。
なにこれ、メッチャ楽やん。

こいつです。

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暮れゆく景色も

キレイやなぁ~028

 

展望台も幻想的033

山、雪、夕暮れ。
そんだけ条件揃ってたら

そら、何撮ってもキレイやで035

と下山したころには、すっかり日も落ちてました。
さぁ~帰ろかと思って空を見ると、、、、

星が出始めてますやん?040

そうか、晴天や。
こら~極上の景色が撮れる滅多にない機会やで!
ちゅうことで

撮影続行決定!041

放射冷却の影響もあるのか、メッチャ冷えてきました。
しかし

続行!042

もう星の数が

すんげぇです044

白川郷も星が凄かったのですが、それ以上!

ホンマに

落ちてくるんちゃうかちゅうぐらい048

キラッキラ047

満点の星空を見上げて050

19:00撮影終了でございます。
歩いて車に戻る道が既に凍り始めてツルッツルでした。車がある場所は全然凍ってませんでした。
やっぱり上の方は寒いんやなー。

 

素敵なスライドショーはこちら(笑)

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